●これでいいのか!?原型製作講座
◆番外編2 : ポリパテの保存方法

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原型製作なんてやってると結構大量のポリパテを消費してしまいます。
そのため、ポリパテ派の人はチューブ入りのではなく、缶入りの1kg以上のポリパテを使ってると思いますが、
このポリパテの缶というのがまた開けにくいことこの上なく、下手すると二度と閉まらなくなってしまう厄介な代物だったりするのです。
なので、多くのユーザーが中身を別の容器に移すということしており、その際使用される容器の筆頭がタッパーです。
・・・が、私もいろいろ試しましたところ、どうもタッパーは耐久性が良くありません。

私のチョイスが悪いのかもしれませんが、すぐに蓋が歪んで閉まらなくなったり、
容器自体が変形してしまいます。
考えてみれば樹脂製品であるタッパーに有機溶剤を多く含むポリパテを入れるわけですから
容器に影響が出るのは当たり前です。
しかも容器が歪むことで隙間が開き、ポリパテ内の溶剤が揮発して劣化も早くなってしまいます。
溶剤の影響されない容器といえば金属製のものなのですが、これらの多くは開けにくかったり
もしくはスカスカすぎて密閉性が無さすぎたりとあんまり使えません。
お菓子の缶あたりが最適なのですが、最近では缶入りのお菓子自体が少なかったり
蓋が樹脂製だったりと、これまた使えないものばかり・・・
しかし、ポリパテ保管に最適な容器は意外なところにあったのです!

ポリパテ保管01

実はこれ、飯盒なんです。
あった場所はホームセンターのキャンプ用品コーナー。
値段は\1,000しなかったと思います。
本来、ご飯を炊くためのものなので気密性はほぼバッチリ!(正確には蒸気漏れするので少しは隙間があるんでしょうけど)
しかも吹きこぼれ時に蒸気で蓋を押し上げれるぐらいなんで、開けやすさもOKです。

ポリパテ保管02

さらに内蓋もついてるので、ここに硬化剤の保管も可能。
と言っても、直接ここにブチ撒けるのもアレなんで、硬化剤には別の金属容器を用意(写真左下)。
これは東急ハンズで買った記憶があります。\500もしなかったはず・・・
このサイズなら開けやすくて密閉性の高い容器があるんですけどねぇ。

ポリパテ保管03

容器の中身はこんな感じ。
こちらの容器に移し変えた後、ポリパテの劣化はほとんど見られません。
以前だと2週間ごとぐらいにスチレンモノマーを混ぜないとすぐに固くなっていたのですが
現在2ヶ月を経過しても実用レベルを保っています。

もし、ポリパテの保管が上手く出来てない方はこういった手段は如何ですかね?
え?ポリパテが劣化する前に使いきれる?
そこまで手が速ければ私も苦労しないんですがねぇ(泣)

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